「好きな仕事をして、お金もある」
そんな幸せを、
自分ひとりではなく
仲間みんなで感じられることが
私の店の・・・またちょっと臭いですが
人生の目標です。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
今日はオーナーである私の本音というか
お店や仲間であるスタッフに対する想いを
書いてみたいと思います。
——–
お金をもらうお客様を、騙すような事はしたくない
お客様から本当に感謝される仕事しかしたくない
お客様の期待以上にお客様を喜ばせたい
——–
2007年、
こんな想いを胸にアンジュールは誕生しました。
「あなた以外の人に髪を触ってもらうなんて考えられない」
こんな嬉しい言葉を
言われたらどうですか?
サロンに勤めていた頃、
お客様からこのような言葉をいただいたことは・・・
少なくとも私はありませんでした。
流れ作業的な仕事でお客様を物のように扱い、
売上の数字ばかりを追う上司がいて
嫌でたまらなかった。
思い立ったらスグ行動!
数字ありきではなく、
お客様に喜んでもらえることで
結果(売上)も上がる店にしたい!
そう思い独立・開業しました。
ですが
開業してしばらくたった頃
こんなことに気がつきました。
スタッフを増やさなきゃいけない状況ではないし、
「スタッフを教育から逃げていた自分」がいる・・・。
気がついたきっかけは
スタッフが辞めた後の売上です。
なんと、
スタッフが一人減ったにもかかわらず
ほぼ変わっていなかったんです。
・・・むしろ少しプラスに。
愕然としました。
今までの人件費は無駄だったのか。
そもそもスタッフは必要なかったのか。
・・・ということにではありません。
全ての責任は、
スタッフを上手く使えていなかった私だった、と
いうことに愕然としたのです。
こんな状況じゃ、
スタッフとのモチペーションの差が出て当然、
そのうちに私は体がもたずに倒れるだろう。。。
スタッフがいなくなって
ようやく追い詰められました。
実はそうやって潰れてしまう
美容室経営者が結構いるのです。
スタッフのいない店で
来る日も来る日も
大勢いらっしゃるお客様の対応をしながら
一人で考えました。
このままでいいのか。
・・・いやだ。
私も、スタッフも、より多くのお客様から
「あなたに任せれば安心」と
言っていただけるようになりたい。
1+1が3になるくらい
パワーあるサロンにしたい。
縁があって出会った
お客様もスタッフも、そして私も、
みんなが笑顔でいられるようなサロンにしたい。。。
なにより・・・
経営者として未熟だったと
今までの自分を反省し。
「どこに出しても恥ずかしくない、
立派なスタッフを育てたい」
と、思うようになりました。
そんな時に「働きたい」と言ってくれたのが
今サロンでがんばってくれている
カズというスタッフです。
彼女は私と全く正反対の性格。
あまりに慎重で丁寧すぎて、
体育会系のわたしは
「はよせい!!」と
突っ込まずにはいられない人間です。
ですが、
その彼女と一緒にいて
ありがたいな、と思うんです。
自分(私)にはない部分を
彼女が補ってくれているな、って。
例えばこんなことがありました。
予約が朝から晩までいっぱいで
忙しい時期のある日。
おにぎりを握ってきてくれたんです。
私は家事をほとんどしていないのですが、
スタッフは毎日三人の子供の世話をしながら
仕事をしています。
疲れていないはずがない、
クタクタなはずなのに。
「店長、食べないとダメですよ~。」
ほんと嬉しかったです。
ボーナスをはずんであげたいけど、
扶養の範囲を越えてしまう。
本人の希望の働き方を
尊重してあげたいんです。
ですから彼女はどんなに仕事ができても
あくまでも区分上はパート。
なので、
その時は感謝の気持ちをこめて
「酵素浴」の回数券を個人的にプレゼントしました。
彼女の他に半年前に
サロンを退職したスタッフもいます。
本当は辞めないで
ずっと働いて欲しかったんですけどね。
しかし結婚 出産 子育ても
人生の中で大切な経験。
退職した彼女は今
元気な男の子を出産して
なれない子育てをがんばっています。
ここに書いたことは、
普通のサロン求人では書かれないことばかりのはずです。
本当はこんな人間臭いこと、
書かない方が
いい感じの人材がくるんじゃなぁ~い?
なんて考えたりもしましたが
これが等身大の私のサロンと正直な気持ち。
私と一緒に働くスタッフには
経済的にも人間的にも
豊かになってほしいって思います。
サロンはおかげさまでお客様にも好評、
毎日忙しくお仕事しています。
ですが、もっともっと大切なお客様に喜んでもらいたい。
もっとこういったことをしたいなぁ。。と
毎日アイデアが浮かびます。
とはいえ、今現在の体制では、
出来る事に限界を感じて
求人をすることにしました。
私たちと同じ志をもった人を集め、
素敵な「美容バカ」のチームを
つくりたいと思ってます。
もっとお客様と真剣に向き合いたかったり
今やっている仕事に何か疑問を持っていたり
心から仕事を楽しみたいと思っていたら
アンジュールで美容師の再スタートをきってもらいたい。
「好きな仕事をして、お金もある」
そんな幸せを、
自分ひとりではなく
仲間みんなで感じられることが
私の店の・・・またちょっと臭いですが
人生の目標と、いう話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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店長 牧妙子(マキタエコ)